ピクルス

嫌いな食べ物が、あまりありません。
あまり・・・、というのは、ないわけじゃない、
ちょっとあるよ、ってことです。

積極的には食べない、食べなくていいなら食べない、
けど、食べれる、くらいの嫌いさです。
僕らの世代は大体そうだと思います。なぜなら・・・

給食を全部食べるまで、昼休みに遊びに行けなかったから

だから、子どもたちは我慢して嫌いなものも
食べていました。

友達の太郎くんは、納豆が大嫌いで、食べれません。
が、食べないと昼休みがなくなるので、牛乳で無理やり
納豆を流し込んでいました。涙目で。

今、考えると、虐待なんですが、当時はそれが
まかり通ってました。戦時中と終戦直後の食糧難の
時の食べ物に関する価値観がそのまま引き継がれてました。

今は食べ物いっぱいあるんだから、別に嫌いなもの
残したっていいじゃん!

って子供もたくさんいたと思います。が、大人の圧には
勝てません。

大人は、

自分たちは、そうしてきたんだから、
君たちもそうするべきだ

と思ってます。家庭でも、学校でも。会社でも。

そーいうわけで、嫌いなきゅうりもレーズンも、
食べれます。が・・・

スーパーのお惣菜でポテサラを買うときは、
きゅうりが入ってないポテサラを買います。

そんな僕ですが、ハンバーガーの間にはさまってる
ピクルスは大好きです。

そんな僕をこれからも夜露死苦。

おしまい

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