テレビをもってないので、PCでTVer観てる
おちょみつです、こんばんは。
人生最高レストランって番組が好きで、
毎回観てるんですけど、観たことあります?
毎回ゲストが来て(主に番宣ですが)今までの人生で
美味しかった料理を紹介するんですけど、
今回のゲストは、パリオリンピック、女子柔道
金メダルの角田夏実(つのだ なつみ)さんでした。
と、言っても、僕は柔道には興味がなく、
(父親はやらせたがってましたけど)
漫画読むくらいでした、「柔道部物語」とか、
「帯をギュッとね!」とか。
で、角田さんって、小学生で柔道を始めて、
まぁ、中学生で全国大会に行くも、一回戦負け。
その後、高校3年間、必死で柔道に取り組むも、
結果はでなかったそうです。
もう、こんだけ柔道やったからいいや、
大学生活を楽しもう!
まぁ、僕も、6年間サッカー部で、練習きつかった、
わりに、試合ではほぼ勝てないチームの、さらに
補欠だったので、もういいや、って気持ちは
よくわかりますよ。
高校生になって、部活やらなくなったんですけど、
あの、開放感というか、嬉しさというか、
あぁ、部活やらなくていいんだぁ、という気持ち。
角田さんも、いろいろ事情があって、大学でも
ゆるく柔道を続けてたんですけど、最初は
女子大生ライフを満喫してたそうです。
が、そんなある日、試合をして、彼女は思いました・・・
お、思うように体が動かない・・・
そりゃそうですよ、1日1時間くらいしか練習せず、
あとはガストで友達とダベってたんですから。(笑)
そこで、角田さんは、やっぱ、負けるのは嫌だ!
と思い、出稽古を始めるのです。
番組を観てて、角田さんは豆腐メンタルだし、
若い頃から才能を発揮してたわけではないんですけど、
なぜ?金メダルが穫れたのか、僕なりに分析してみました。
1 柔術を学んだ
2 他力本願
1は、まぁ、わかるんですけど、2は、
え?マジですか?ってなりますよね?
では、解説していきます。
1 柔術を学んだ
大学の練習は1時間くらいなので、出稽古に
出てたそうです、そこで、柔術を学んだ。
柔道は、投げることが主ですが、柔術は、
関節技でギブアップをとることが主です。
柔術を学んだ角田さんは、柔道のスタイルが変わり、
ほぼ関節技で勝つようになります。
ライバルがあまり知らない技術を身につけたんですね。
僕が働いてたフレンチのシェフは、中卒でレストランに
入って、魚がさばけなかったので、朝、魚屋さんに行って、
無給で働くから魚さばかせて!と頼みこみ、魚をさばくのが
誰よりも速くなったそうです。
同じ格闘技でいうと、須藤元気さんは、総合格闘技の
選手だったんですが、打撃が苦手だったので、K1に
出場を決め、そっから打撃の練習を始め、打撃も出来る
選手になりました。
角田さんも、ライバルたちが知らない関節技を
磨くことにより、頭角をあらわしはじめます。
そして、彼女独自の勝ちパターンが生まれます、
それは、巴投げ。
巴投げに投げられないように、腕をのばして
抵抗すると、のばした腕をとられて、腕十字、
もしくは三角絞めをとられてしまう。
関節をとられるのを恐れて、腕を曲げて
抵抗すると、力が足りず、投げられてしまう。
これから柔道選手でも、柔術を学ぶ人が
増えるかも、です。
2 他力本願
え?金メダリストが他力本願?
そうですよ。(笑)まぁ、いろいろな他力を借りてますが、
一番印象に残ったのは、角田さんのお姉さんの話。
角田さんはメンタルが弱く、すぐにビビるそうです。
お姉さんは、メンタルが強いので、イメージでいうと、
お姉さんを自分に憑依させて試合をしてるんだそう。(笑)
試合前に、お姉さんにLINEで、
相手、強そうだから、気迫で負けないでね、
とメッセージを送ってるんですけど、試合すんの、
あんたでしょ?(笑)
彼女は自分が強くないことを理解していて、
じゃ、やれるだけのことはやろう、と。
そんな角田さんを周りの人たちが手伝ってくれたので
自信を失わずに戦ってこれたんだそう。
みんなで獲った金メダルだと思ってます。
角田さんはそう言ってました。
同じ、豆腐メンタルの人間として、
ものすごく勇気づけられましたよ、僕は。
柔道が好きな人も、興味ない人も、
今回の人生最高レストランは、ぜひ、
観てください、面白いよ。
おしまい
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