仮面ライダーの話

バイト帰り、環七通りをトボトボ歩いていると、
前からシリアスな歌声が・・・

いつつのうでで〜♫まぁ〜も〜る〜♪

あぶない奴が前から接近してきました。
でも、この歌、聞き覚えあるぞ？
その時僕は・・・

子どものころ、風呂敷をマフラーにして、
仮面ライダーごっこをしていた、
おちょみつです、こんばんは。

街なかで、声出して歌ってる人、たまに
いますよね？

堂々と、大きな声で歌いながら、
その男（推定４０代）が歩いて
きました、耳にワイヤレスイヤホン、
片手にスマホをもって、画面を観ながら
歌いながら歩いてきます。（顔は真剣な表情）

普段の僕なら、あぶない、と感じて距離を
とるのですが（豆腐メンタル）
その歌に聞き覚えがあったのです、

はっ！仮面ライダースーパー１の歌やんか！

人それぞれにライダーとはコレ！
ってあると思うんですが、僕にとっての
仮面ライダーは、
◯スカイライダー
◯仮面ライダースーパー１
なのです。

うろ覚えなんですが・・・
◯スカイライダー
僕の人生初のリアルタイムで観てたライダー。
特徴は・・・・

空を飛べる

空を飛べる、ってかなりチートだよね？
ドラゴンボールの孫悟空が舞空術を覚えてから
というもの筋斗雲を使わなくなったように、
もう、バイクいらなくね？って思いません？

でも、まぁ、そこはライダーなんで、バイクには
乗ってたと思います。（笑）

◯仮面ライダースーパー１
特徴は、腕が５種あって、選べるんですよ、
エレキハンド、とか、パワーハンド、とか。

エレキハンド〜　電気ビリビリ〜
パワーハンドォ　岩石グッシャァ

みたいな感じです、うろ覚えです。

こんな便利な腕あったら、もはや、
ライダーキックいらなくね？
ってなるんですが、そこは、やっぱり、
最後はライダーキックだったような気がします。

たとえば、ですが、一人で外国に行ったとします。
まわりは外人だらけ、言葉も通じない、
そんな孤独な状況が１年くらい続いたころ、
偶然、同じ日本人を見かけてしまった・・・

その時の僕はそんな気持ちでした。

よし、勇気をもって、話かけてみよう。
ブログのネタにもなるはずだ。

◯なぜ？数あるライダーの中でスーパー１なのか？
◯なぜ？歌の練習をしているのか？
◯普段はどんな仕事をしてるのか？
◯他のライダーも好きなのか？
◯街なかで大声で歌ってハズくないのか？
◯警察に職質されないのか？
などなど・・・

・・・、やっぱり無理だ・・・、怖いし・・・

熱唱してる彼を止める勇気が僕には
ありませんでした。

僕は、熱唱してる彼を見送りながら、
ひとつ、悟りました。

チャンスの神様は前髪しかない、って聞いたこと
あるけど、こーいうことかぁ・・・（←違う）

おしまい